外反母趾と間違えやすい「強剛母趾」とは?自宅でできる2つのセルフケア

山岡洋祐

こんにちは。 おうちでできる歩行ケア、代表の山岡です。

「足の親指の付け根が痛い」と感じて、外反母趾かなと思って調べている方、実は多いんです。

ところが、実際に足を見させていただくと外反母趾ではなく「強剛母趾(きょうごうぼし)」だったというケースが割とあるんですね。

こちらの記事の最後に動画でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

今回は、この強剛母趾の原因と、自宅でもできるセルフケアの方法についてお話ししていきます。

強剛母趾ってどんな症状?

強剛母趾というのは、あまり聞き馴染みのない言葉かもしれません。

足の親指の付け根の関節の軟骨がすり減ってきたり、骨棘(こつきょく)と呼ばれる骨のトゲができてしまうことで、関節自体が動かなくなってくる疾患です。

外反母趾と紛らわしいのは、痛む場所がほぼ同じだからなんですね。

ただ、大きな違いがあります。

外反母趾の場合は、親指がくの字に曲がっていても関節の可動域自体は残っていることが多いんです。動かしたときに痛みはあるかもしれませんが、関節は動きます。

一方で強剛母趾の場合は、骨自体の変形による制限で関節が動かなくなってきます。

ですから、無理やり動かそうとしてしまうと骨棘の部分にダメージを与えてしまって、かえって痛みが強くなることがあるんですね。

ここがすごく注意が必要なところです。

強剛母趾になってしまう原因

歩くときに、足の親指の付け根の関節にすごく負担がかかってしまうことが主な原因です。

その負担がかかる要因として大きいのが、足裏のアーチがうまく使えなくなっていること。

足裏には内在筋(ないざいきん)と呼ばれる、虫様筋(ちゅうようきん)や骨間筋(こっかんきん)といった筋肉があって、足の裏をぎゅっと支えてくれています。

ここが硬くなったり動きが悪くなってしまうと、親指の方に負担が集中してしまうんですね。

もう1つの要因は、足の親指の甲側の皮膚が硬くなって癒着していること。この2つが重なることで、痛みが出やすくなっています。

セルフケア① ゴルフボールで足裏アーチを回復させる

まず取り組んでいただきたいのが、ゴルフボールを使った足裏のケアです。

ゴルフボールを足裏で転がすだけでもそれなりに効果はあるんですが、しっかり足裏のアーチを回復させていくためには、少しやり方があります。

やり方

足裏の踵(かかと)の少し前側、骨のくぼみがすっと落ちるあたりをスタート地点にします。そこから3つのラインで転がしていきます。

手順

  1. スタート地点にゴルフボールを置いて、ぐっと踏みます
  2. そこから指の付け根に向かって、30秒ぐらいかけてゆっくりコロコロと転がします(一方向だけでOK、戻りはやらなくて大丈夫です)
  3. 次に、同じスタート地点から親指の付け根(母趾球の手前)に向かって30秒かけて転がします
  4. 最後に、スタート地点から小指の付け根に向かって30秒転がします

これで1セットです。1日に1回か2回で十分です。

結構痛みを感じると思いますが、耐えられないほど強くしなくて大丈夫です。続けていくうちに、しっかり体重を乗せてもできるようになってきます。大体1分半ほどで終わりますが、やった直後に立ってみると足裏の感じがすごく良くなっているのを実感していただけると思います。

セルフケア② 親指の甲側の皮膚を滑らせる

足裏のケアだけでも痛みが楽になる方はおられますが、もう1つ効果的なケアがあります。

強剛母趾の方は、足の親指の付け根の甲側がすごく硬くなって癒着していることが多いんですね。親指をそらしたときに痛みが出たり、動きづらさを感じる場所です。

やり方

親指をそらしてくるときに、甲側の硬くなっている皮膚をそっと引っ張ってあげます。ぎゅっと押さえるのではなく、すーっと滑らせるような感じです。

そうすると、さっきより痛みが柔らいだり、動かしやすくなるポイントが見つかると思います。そこが見つかったら、弱い力で10回ほど繰り返してあげてください。

癒着して硬くなっていたところが滑りやすくなって、歩くときの痛みが柔らぐ方が多いです。

2つのケアを組み合わせることで変わります

ゴルフボールで足裏のアーチを柔らかくすることと、親指の甲側の皮膚を滑らせて動きをよくすること。

この2つを組み合わせてあげると、強剛母趾の痛みが和らぐことが多いので、ぜひ試してみてください。

動画でわかりやすく解説しています

こちらの動画では、実際のゴルフボールの当て方や皮膚の滑らせ方を実演しながら解説しています。

文章だけでは分かりにくい細かな動きや力加減も、わかりやすくご確認いただけます。

動画はこちらからもご覧いただけます:https://youtu.be/jDjTZXJPibM

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こうしたセルフケアに加えて、毎日の歩行の中で足裏のアーチを自然にサポートしてくれるアイテムがあると、より効果的にケアを続けていくことができます。

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強剛母趾の痛みでお悩みの方が、少しでも楽に歩ける毎日を取り戻していただけることを願っています。

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山岡 洋祐
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