外反母趾と間違えやすい「強剛母趾」|絶対にやって欲しくない3つのこと

山岡洋祐

こんにちは。 おうちでできる歩行ケア、代表の山岡です。

5月も終わり、だんだんと素足で過ごす季節になってきましたね。サンダルやパンプスなど、足元の装いが変わってくる時期でもあります。

そんな今の時期に、「親指の付け根が痛い」「歩くたびにズキッと響く」というご相談が、実は少しずつ増えてくるんです。

その痛み、もしかすると強剛母趾(きょうごうぼし)かもしれません。

強剛母趾は外反母趾と痛みの場所がよく似ているので間違われやすいのですが、対処の仕方を間違えると、かえって悪化させてしまうことがあるんですね。

今日は、強剛母趾の方に絶対にやって欲しくないことを3つ、お伝えしていきます。

記事の最後に動画でもご紹介していますので、そちらもご参考ください。

強剛母趾ってどんな症状なの?

強剛母趾は、足の親指の付け根の関節で軟骨がすり減ったり、骨のトゲ(骨棘・こつきょく)ができたりして、親指が反りにくくなってしまう症状です。

痛みが出る場所は外反母趾とよく似ているのですが、外反母趾が親指の「曲がり」の問題なのに対して、強剛母趾は親指の「動き」が硬くなってしまうのが大きな違いなんですね。

親指をそらすと痛かったり、動く範囲(可動域)がものすごく狭くなってしまう。これが強剛母趾の特徴です。

歩くときには、最後に親指がぐっと反って地面を蹴る動きが自然と入るんですね。

ところが強剛母趾になると、その反る動きのたびに痛みが出てしまう。

一歩ごとに痛むので、お買い物や通勤の途中でも足をかばってしまって、日常生活そのものが辛くなってしまう方が多いんです。「このまま歩けなくなってしまうんじゃないか」と不安になりますよね。

進行していくと、出てきた骨のトゲを切ったり、関節を人工関節にするといった手術が必要になるケースもあります。特に軟骨のダメージは、一度すり減ってしまうと再生がとても難しいんです。

だからこそ、ダメージをできるだけ最小限に抑えてあげることが、すごく大事になってきます。

そのためにまず知っていただきたいのが、「やってはいけないこと」なんです。

これまでテーピングやマッサージ、歩き方などをご紹介してきましたが、それよりも先に、悪化させる行動をやめること。実はこれが一番大事なんですね。

やって欲しくないこと① 親指を反らせる

1つ目は、親指を無理に反らせることです。

可動域がだんだん狭くなってくると、「うわ、動かへんようになってきた」「このままやとどんどん固まってしまうんちゃうか」と不安になって、しっかり動かそうとされる方がよくおられます。

お気持ちはよく分かるのですが、これはダメなんです。

無理に反らせる動きを繰り返すことで、ダメージを受けている軟骨や、骨棘ができてしまっているところに、より負担がかかってしまいます。

そうすると炎症が起きたり、かえって進行してしまうことがあるんですね。

「固まらないように動かさなきゃ」という発想は、強剛母趾に関しては逆効果になりやすいので、親指を反らせることは絶対にやらないようにしておいてください。

やって欲しくないこと② 痛いのに無理に鍛える

2つ目は、痛みがあるのに無理にリハビリやトレーニングで足を鍛えようとすることです。

これも①と同じ理由なんですね。関節に負担が来て、軟骨にダメージがいって、骨自体が悪くなっているのに、「筋肉を鍛えれば治るんじゃないか」と考えて、たくさん歩いたり、いわゆるタオルギャザー(足の指でタオルをたぐり寄せる運動)を痛いのを我慢してずっと続けたり。

YouTubeなどで足のリハビリを調べて、良かれと思っていろいろなトレーニングをされる方も多いのですが、強剛母趾の場合はほとんどのケースで、かえって痛みが強くなってしまいます。

関節の中の骨の問題がかなり大きいので、まずはそこに負担をかけないこと。

これを最優先で考えていただければと思います。鍛えるのは、痛みが落ち着いて土台が整ってから。順番がとても大切なんですね。

やって欲しくないこと③ ヒール・パンプス・底の薄い靴

3つ目は靴です。ソール(底)の薄い靴や、パンプス、かかとの高い靴は、できるだけやめておいてください。

底の薄い靴は、足の保護がない分、最後に蹴り出すときに足の指でしっかり蹴らないと前に進めない状態になってしまいます。これが親指の関節に負担をかけてしまうんですね。

そしてヒールがなぜいけないかというと、かかとが浮いた状態になると、その分だけ親指が自然と反らされてしまうからなんです。

①でお伝えした「親指を反らせる」ことを、靴を履いているだけでずっと続けてしまっているようなもの、と思いませんか?

ですから強剛母趾の方は、ヒールを履いた後にすごく痛みが強くなったり、進行を早めてしまうことがあります。

ヒールやパンプスはできるだけ避けて、一般的なスニーカーやウォーキングシューズを選んでもらえると、ある程度は負担を抑えられるかなと思います。

靴の選び方については、また別の機会に詳しくお話しできればと思います。

この3つを守ると、セルフケアが活きてきます

まとめますと、強剛母趾の方にやって欲しくないのは、親指を反らせること、痛みがあるときに無理に動かしたり鍛えたりすること、そしてヒールやパンプス、底の薄い靴を履くこと。この3つです。

この3つを守っていただくだけで、進行をかなり抑えることができます。

そして、ここが大事なのですが、この状態をつくった上で、これまでご紹介してきたテーピングやマッサージ、歩き方といったケアをすると、ぐっと効果的になってくるんです。

逆に、今お伝えした注意点を無視したままセルフケアをしても、関節のダメージはどんどん進んでいって、最終的には手術というリスクにもつながってしまいます。

まずは「やめること」から。ここを意識してみてくださいね。

動画でもわかりやすく解説しています

今回ご紹介した強剛母趾でやって欲しくない3つのことについて、実際に動かしながら動画でわかりやすく解説しています。

文章だけでは伝わりにくい親指の動きや靴の影響も、動画でご確認いただけます。

動画はこちらからもご覧いただけます:https://youtu.be/umLNMKcc8uY

おうちでできる歩行ケアのご紹介

現在、プロジェクト歩行ケアというものを立ち上げています。

足に関することをブログや動画で発信していると、全国の方からたくさんのご質問やお問い合わせをいただくようになりました。中には、新幹線を乗り継いで遠方からお越しになる方もおられます。

ただ、あまりに遠方の方だと、なかなか適切な治療の間隔が取れなかったり、メッセージや動画でのアドバイスだけでは結果に結びつきにくい、というもどかしさがずっとありました。

そこで、自宅でできる方法は何かないかと考えた結果、こちらの歩行ケアシリーズを開発しました。

おうちでできる歩行ケア

7度の傾斜構造で、自然と「かかとの外側から外側ライン」を通る体重移動が身につくサンダルです。

毎日5分履くだけで、正しい体重移動の感覚を体に覚えさせることができます。

価格:9,800円+税

S(21〜24cm)、フリーサイズ(24.5cm〜)

https://shop.sun-hills.info/lp/hoko-care

おうちでできる歩行ケアプロソックス

小指側に体重が乗るよう設計された、特許取得済みの専用ソックスです。

価格:2,980円+税

M(22〜24cm)、L(25cm〜27cm)、LL(28〜30cm)

https://sun-hills.info/prosocks

歩行ケアプロレギンス

股関節から足が軽くなる、軸ができるレギンスです。

価格:6,800円+税

S、M、L、XL、2XL

https://shop.sun-hills.info/lp/pro-leggings

Amazon、Yahoo!でも出品中 特許取得済み

おかげさまで全国のたくさんの方に使っていただいていますし、すごく調子が良いというレビューもいただいています。

ご興味のある方はこちらから詳しくご覧くださいませ。

おうちでできる歩行ケア、歩行ケアプロソックスご購入についてはこちら

========================

すべて特許取得済みの設計です。足元から、皆さんに健康になっていただけたら嬉しいなと思って、こういう活動を続けています。Amazonでも販売中です。

まとめ

強剛母趾は、対処の仕方を間違えると進行してしまう、ちょっとやっかいな症状です。

ですが、今日お伝えした「親指を反らせない」「痛いときに無理に鍛えない」「ヒールや底の薄い靴を避ける」という3つを守っていただくだけで、進行をかなり抑えることができます。

その上でセルフケアを続けていただければ、痛みとうまく付き合いながら、快適に歩ける毎日に近づいていけるかと思います。

皆さまが足の痛みを気にせず、元気に歩ける毎日を過ごせることを、心より願っております。

ABOUT ME
山岡 洋祐
山岡 洋祐
サンヒルズ 代表
公式オンラインショップ

整骨院の知見に基づき歩行をケアするアイテムを開発しています。

記事URLをコピーしました