強剛母趾の靴の選び方|足に負担をかけない3つのポイント
こんにちは。
おうちでできる歩行ケア、代表の山岡です。
だんだんと気温も上がってきて、お出かけしやすい季節になってきましたね。
ただ、こうして歩く機会が増えてくると「足の親指の付け根が痛い」「歩くたびにズキッと響く」といったご相談が、実は増えてくるんです。
今日はそんな足の親指のお悩みの中でも、強剛母趾(きょうごうぼし)という症状をお持ちの方に向けて、靴の選び方についてお話しさせていただこうと思います。
今回お伝えする内容は、記事の最後に動画でもご紹介していますので、そちらもあわせてご覧ください。
そもそも強剛母趾ってどんな症状?
強剛母趾って、あまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。
これは足の親指の付け根の関節で、軟骨がすり減ってしまったり、骨棘(こっきょく)と呼ばれる骨の出っ張りができてしまって、親指がだんだん動きにくくなってしまう症状なんです。

よく外反母趾と間違えられたりするんですけど、ちょっと違うんです。
外反母趾は親指が小指側に「く」の字に曲がっていく症状です。
一方の強剛母趾は、軟骨や骨そのものにダメージが出てしまうのが特徴です。
歩く時に親指の付け根がそらされると痛みを感じたり、動かせる範囲がだんだん狭くなってきたりするんです。
ここがすごく大事なところなんですけど、骨や軟骨が一度大きくダメージを受けてしまうと、それ自体はなかなか元には戻らないんです。
進行してしまうと手術を考えないといけない、ということにもなりかねません。
だからこそ「これ以上進行させない」「痛みのある親指の付け根に余計な負担をかけない」ということが、何よりも大切になってくるんです。
そして、その負担に大きく関わってくるのが、毎日履いている靴なんです。

マッサージやストレッチで足をケアすることももちろん大事なんですけど、それと同じくらい「悪化させない靴選び」が大事になってきます。
今回は押さえておいてほしいポイントを3つ、順番にお伝えしていきますね。
まずはヒールとパンプスを見直してみる
1つ目は、選び方というよりも「これはできるだけ避けてくださいね」というお話になります。それがヒールやパンプスなんです。

特に気をつけていただきたいのがヒールですね。
ハイヒールを履いていると、普通に足をついている時よりも、かかとが上がった状態になりますよね。その状態でさらに歩こうとすると、親指の付け根がぐっと反らされるような形になってしまうんです。

これが強剛母趾の関節の軟骨にとって、とても良くないんですね。
これを繰り返していると、軟骨の部分がさらに削られていったり、骨に当たって痛みが強くなったり、動かせる範囲が狭くなる原因になってしまいます。

「じゃあヒールが低いパンプスならいいの?」と思われるかもしれません。ただ、パンプス自体は歩きをサポートしてくれる構造ではないので、どうしても足の指に負担がかかりやすくなってしまうんです。


とはいえ、お出かけの時やきちんとした場で、どうしても履かないといけない時もありますよね。
そんな時は、ヒールよりはパンプスにしておく、帰ってきたら少しアイシングして足を休ませてあげる、というふうに上手に使い分けてもらえたらと思います。
かかとを包む部分が「硬い」靴を選ぶ
2つ目は、かかとを包んでくれる部分が硬い靴を選ぶ、ということです。

ここで言うかかとの部分というのは、ハイヒールのあのかかとのことではなくて、靴の後ろ側、かかとを包み込んでくれるあの部分のことなんですね。
ウォーキング用のシューズやスポーツ用のスニーカーは、ここがしっかりと硬く作られていることが多いんです。

ここが硬いと、歩く時にかかとがしっかりホールドされて、体重が前にスムーズに進みやすくなります。
足の指で最後にぐっと蹴り出さなくても進める構造になっているんですね。
ところが、ここで注意が必要なんです。
実はスニーカーやウォーキングシューズと呼ばれているものでも、このかかとの部分がふにゃふにゃと柔らかい靴が中にはあるんですね。
私も実際にスポーツ店や百貨店で手に取って確かめたりするんですけど、見た目は同じようでも、握ってみると全然違うんです。

かかとが柔らかいと、靴が歩きをサポートしてくれない分、どうしても足の指でぐっと蹴る動きが入ってしまいます。
そうすると、せっかく親指をかばいたいのに、かえって痛めてしまう原因になりかねません。
靴を選ぶ時は、かかとの後ろ側を指で軽く押してみて、しっかりしているかどうかを確かめてみてくださいね。
つま先が少し上がっている靴を選ぶ
そして3つ目です。これが今回いちばんお伝えしたいポイントなんです。それが、つま先が少し上がっている靴を選ぶ、ということです。

靴をよく見てみると、つま先がほんの少し反り上がっているものがあるんですね。
このつま先の反りがあることで、歩く時に靴が自然と前に転がってくれるような動きが生まれます。
逆にこの反りがないと、最後に足の指でぐっと地面を押す動きが入ってしまうんです。
これがまさに、強剛母趾の親指の付け根に負担をかけてしまう動きなんですね。
だからこそ、靴を選ぶ時には「つま先がちょっと上がっているかな?」というところを、ぜひ見てみてください。お店で履く時に、横から眺めてみると分かりやすいと思います。



3つを覚えて、足にやさしい靴選びを
あらためてまとめさせていただきますね。
ヒールやパンプスはできるだけ履かない。かかとを包む部分がしっかり硬いものを選ぶ。そしてつま先が少し上がっているものを選ぶ。

この3つを覚えておいてもらうと、強剛母趾の方はもちろん、外反母趾でお悩みの方にとっても、足に負担をかけにくい靴選びができると思います。
足って、毎日どこへ行くにも使う、本当に大切な場所ですよね。
痛みを長引かせないためにも、負担をかけすぎないこと、そして悪化させないことを意識して、靴選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。
動画でもわかりやすく解説しています
今回お話しした靴選びの3つのポイントは、実際の靴を見ながら動画でもわかりやすく解説しています。
文章だけでは分かりにくいつま先の反りやかかとの硬さも、映像だとイメージしやすいと思いますので、ぜひあわせてご覧ください。
動画はこちらからご覧いただけます:https://youtu.be/5IEjQJFQM3Y
おうちでできる歩行ケアのご紹介
現在、私たちはプロジェクト歩行ケアというものを立ち上げています。
足に関する情報をブログや動画で発信していると、全国の方からたくさんのメッセージやお問い合わせをいただくようになりました。
中には、新幹線を乗り継いで遠いところからご相談くださる方もおられます。
ただ、あまりにも遠方の方だと、なかなか直接ケアをさせていただくのが難しかったり、メッセージのやり取りだけでは結果に結びつきにくいというもどかしさが、これまでありました。
そこで、自宅でできる方法は何かないかと考えた結果、こちらの歩行ケアシリーズを開発しました。
おうちでできる歩行ケア

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では、今日も最後までお読みいただきありがとうございました。




