こんにちは。
代表の山岡です。
足首周りの不調を繰り返し、成績も伸び悩んでいるとお悩みの陸上選手が来られました。
20代 男性 陸上選手(中距離)
高校時代は香川県代表でインターハイに出るなど、かなり成績の良い選手だったそうです。
身体を診ていても、筋肉の質はかなり良いものがありました。
ただ、大学に入る頃から足首周りの故障を繰り返し、成績も伸びなくなってしまいました。
インソールやストレッチ、マッサージなど試してみるものの、なかなか改善がみられません。
そんな時、インターネットで検索して当院に来られました。
主な痛みは左のアキレス腱です。
ただ、これまで右足首の足底腱膜炎、右足首痛、左の足首の前の痛みなど繰り返してきており、本人も身体が真っ直ぐになっていない感覚があるとのこと。
「普通に立っていても、ほとんど左足に勝手に体重がかかってしまうんです。」
と話していました。
まずは、姿勢をチェックしていきます。
普通に立ってもらいました。
わかりづらいかもしれませんが、かなり身体全体が左に傾いています。
わかりやすいようにグリッド線を付けてみます。
青色ラインが両足の中央なので、上半身と頭が大きく左に傾いているのがわかります。
続いて姿勢分析ボードに乗ってもらいます。
やはり同じように左に傾きます。
次に片足立ちをチェックしていきます。
右足立ち。
かかとのラインの真上に頭がきています。
ほぼ正常と言えるでしょう。
次に左足です。
かかとのラインから頭が外に出てしまいます。
これは足の歪みがある時の特徴的なサインです。
片足スクワットを見比べてみましょう。
右足に比べ、左足の時は身体が斜めになってしまいます。
足裏検査。
向かって右側が、右足の画像です。
ほとんど左足に体重がかかって、右足の外側の部分に体重が乗っていないので、緑色が欠けています。
身体があれだけ左に傾いていると、左足だけに体重がかかってしまうのも無理ありません。
股関節もチェックします。
左足だけ外に開きません。
これだけ足元と股関節に左右の違いがあると、真っ直ぐ立てないですし、走るとなるとかなりアンバランスになってしまうでしょう。
足首と、股関節を調整し、もう一度立ってもらいました。
かなり、真っ直ぐ立てているのがわかるかと思います。
次にスクワット。
左足で行っても、あまり身体が傾きません。
足裏検査。
先ほどに比べ、右足の緑色の部分が増えており、体重が右足にもかかってきているのがわかります。
分かりやすいように比べてみました。
姿勢の写真。
足裏の写真。
ご本人が言うには、
「めちゃくちゃ久しぶりに真っ直ぐ立っている感覚です。」
とのことでした。
あれだけ歪みがあると、立っていても気持ち悪かったでしょうし、走れば走るほど身体を痛めてしまうでしょうね。
これでバランスを改善して、また良い成績を出してもらえたらと思います。
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株式会社サンヒルズ