「足に良い運動」として有名なタオルギャザー(タオル寄せ)。
しかし、足の痛みがある方にとっては、この運動が逆効果になることがあるのをご存じですか?
今回は、タオルギャザーの意外な落とし穴と、その代替となるおすすめのトレーニング方法について、動画の内容をもとに解説します。
❶ タオルギャザーの危険な落とし穴
足に痛みがある方は、一般的なタオルギャザーを避けたほうが良い場合があります。
その理由は、「親指と人差し指ばかりを使いやすい」という点にあります。
無意識のうちに親指側ばかり力を入れてしまうと、以下のようなリスクが生じます。
- 足の内側(親指側)に過剰に荷重がかかる
- 扁平足を助長する
- 足首の内側に痛みが出る可能性がある
「やれば良くなる」という思い込みで繰り返すことで、逆に悪化してしまうことがあるため注意が必要です。
❷ タオルギャザーをするなら、外側の3本指を使おう
もしタオルギャザーを行うのであれば、意識すべきは親指ではなく、「中指・薬指・小指」の3本です。
この外側3本をしっかり使うことが、アーチの回復や負担の軽減に効果的です。
外側の指をうまく使えていない場合は、トレーニングの方向性を見直す必要があります。
❸ より効果的な代替トレーニング方法
動画内では、タオルを使わずにできる抵抗運動が紹介されています。
- 足の「中指・薬指・小指」に手を引っ掛けて軽く引っ張る
- その抵抗に逆らうように、足の指を曲げる
これを繰り返すことで、足裏の外側の筋肉が鍛えられ、アーチが自然に引き上げられていきます。
外側3本の指を鍛えることが、痛みの改善と再発防止のカギになります。
🎯 まとめ
タオルギャザーは、正しく行えば足の健康に良い運動ですが、やり方を間違えると逆効果になることもあります。
足の痛みに悩んでいる方は、中指〜小指の3本指をしっかり使う意識を持ち、無理のない方法から始めてみてください。