こんにちは。
おうちでできる歩行ケア、代表の山岡です。
暑い夏が続いていますが、この時期は素足やサンダルで過ごすことも多く、足のトラブルを感じやすい季節ですね。実は最近、足の親指の痛みでお困りの方からのご相談が増えています。
歩くたびに親指の付け根に痛みを感じる――それはもしかすると強剛母趾(きょうごうぼし)かもしれません。
今回は、その強剛母趾の痛みを和らげるための簡単で効果的なテーピング方法をご紹介します。
ご自宅でもすぐに実践できるセルフケアとして、ぜひお試しください。
こちらの動画でも詳しく解説しています
実際のテーピング方法は動画で紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
強剛母趾とは?
強剛母趾とは、足の親指(母趾)の付け根あたりに痛みが出る症状です。関節の動きが制限されることで、特に歩行時に強い痛みを感じることがあります。
多くの方が関節の問題だと思われがちですが、実は皮膚や軟部組織の動きが悪くなることが痛みの要因となることが多いのです。
この点を理解していただくことで、今回ご紹介するテーピング方法の効果を実感していただけると思います。
このような症状でお困りではありませんか?
– 足の親指の付け根に痛みがある
– 歩くときに体重をかけると痛みが強くなる
– 朝の一歩目が特に痛い
– 親指を動かすと違和感がある
こうした症状にお悩みの方には、今回のテーピング方法が効果的です。
テーピングの準備
このテーピングはとてもシンプルで、特別な道具も不要です。以下のものを用意しましょう。
必要なもの
– テーピングテープ:幅2.5cm、長さ6〜7cmのものを1枚
※キネシオロジーテープなど、肌に優しい伸縮性のあるテープがおすすめです。
テーピングの貼り方
手順は以下の通りです
1. 足の親指を少し曲げた状態で準備します
2. 爪の少し上あたりからテープを貼り始めます
3. 痛みが出る箇所をまたぐように、テープを軽く引っ張りながら貼りつけます
4. テープの端は、無理に引っ張らず自然に肌に沿わせるように貼ってください
重要なポイントは、皮膚の動きをサポートするように貼ることです。関節そのものを固定するわけではなく、皮膚や筋膜の滑りを改善して、痛みの軽減を狙います。
実感できる効果とは?
テーピングを貼った直後に「少し楽になった」と感じる方もいますが、しばらく歩いてみることでより効果を実感しやすくなるのがこの方法の特長です。
テーピングによって皮膚がスムーズに動くようになり、それが痛みの軽減や可動域の改善につながるのです。
こんな方におすすめです
強剛母趾に悩む方にとって、テーピングは簡単に始められるセルフケアの一つです。
– 足の親指の付け根に痛みがある
– 歩くときの痛みが気になる
– 病院に行く前にまず自宅でできる対策をしたい
こういった方には、ぜひ今回ご紹介したテーピングを試していただきたいと思います。継続することで、日常生活の中での負担が軽減されるかもしれません。
より根本的な改善をお望みの方へ
テーピングなどのセルフケアも大切ですが、より根本的な改善をお望みの方には、専門的なアプローチも必要になります。
現在、株式会社サンヒルズではプロジェクト歩行ケアというものを立ち上げています。
全国からたくさんのご質問を日々いただいています。
ですが直接治療ができるわけではないので、改善に結びつきにくいもどかしさがありました。
そこで、自宅でできる方法は何かないかと考えた結果、おうちでできる歩行ケアを開発しました。
足部の専門的な治療技術を、ご自宅でも実践していただけるよう体系化したセルフケアプログラムです。強剛母趾をはじめとする足部の問題に対して、より包括的なアプローチが可能になります。
また、歩行時の足部への負担を軽減するために開発された歩行ケアプロソックスも、多くの方にご好評をいただいています。
まとめ
今回ご紹介した強剛母趾のテーピング方法は、シンプルながら効果的なセルフケアです。
大切なのは継続すること。毎日のケアで、痛みと上手に付き合いながら、快適な歩行を取り戻していきましょう。
※症状が強くなったり長引く場合は、専門の医療機関での診断をおすすめします。