歩くたびに親指の付け根に痛みを感じる――それはもしかすると「強剛母趾(きょうごうぼし)」かもしれません。
今回は、その強剛母趾の痛みを和らげるための簡単で効果的なテーピング方法をご紹介します。ご自宅でもすぐに実践できるセルフケアとして、ぜひお試しください。
強剛母趾とは?
強剛母趾とは、足の親指(母趾)の付け根あたりに痛みが出る症状です。関節の動きが制限されることで、特に歩行時に強い痛みを感じることがあります。
特徴的なのは、関節そのものの変形だけでなく、皮膚や軟部組織の動きが悪くなることが痛みの要因となる点です。
テーピングの準備
このテーピングはとてもシンプルで、特別な道具も不要です。以下のものを用意しましょう。
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テーピングテープ:幅2.5cm、長さ6〜7cmのものを1枚
※キネシオロジーテープなど、肌に優しい伸縮性のあるテープがおすすめです。
テーピングの貼り方
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足の親指を少し曲げた状態で準備します。
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爪の少し上あたりからテープを貼り始めます。
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痛みが出る箇所をまたぐように、テープを軽く引っ張りながら貼りつけます。
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テープの端は、無理に引っ張らず自然に肌に沿わせるように貼ってください。
ポイントは、皮膚の動きをサポートするように貼ること。関節そのものを固定するわけではなく、皮膚や筋膜の滑りを改善して、痛みの軽減を狙います。
実感できる効果とは?
テーピングを貼った直後に「少し楽になった」と感じる方もいますが、しばらく歩いてみることでより効果を実感しやすくなるのがこの方法の特長です。
テーピングによって皮膚がスムーズに動くようになり、それが痛みの軽減や可動域の改善につながるのです。
強剛母趾に悩む方にとって、テーピングは簡単に始められるセルフケアの一つです。
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足の親指の付け根に痛みがある
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歩くときの痛みが気になる
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病院に行く前にまず自宅でできる対策をしたい
こういった方には、ぜひ今回ご紹介したテーピングを試していただきたいと思います。継続することで、日常生活の中での負担が軽減されるかもしれません。
※症状が強くなったり長引く場合は、専門の医療機関での診断をおすすめします。
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