足底筋膜炎の新しい改善アプローチ「カウンターストレイン」とは

足の裏やかかとにズキッとくる痛み……それは足底筋膜炎かもしれません。
この痛み、一般的にはストレッチやマッサージで和らげるイメージがありますが、今回ご紹介するのは、「何もしない」ことで痛みを改善する方法です。

その名も「カウンターストレイン」。

本記事では、動画で紹介された「カウンターストレイン」という手法をもとに、足底筋膜炎の痛みを和らげるセルフケア方法をわかりやすく解説します。


足底筋膜炎とは?

足底筋膜炎は、足の裏の腱膜が繰り返しのストレスによって炎症を起こす症状です。
特に以下のような場面で痛みを感じやすくなります。

  • 朝起きて一歩目を踏み出したとき

  • 長時間座ったあとに立ち上がったとき

  • 長時間の立ち仕事や歩行のあと


「カウンターストレイン」とは?

「カウンターストレイン」とは、身体が“痛くない”と感じる楽な位置をキープすることで、筋肉や組織をリラックスさせる治療法です。
一般的なストレッチや指圧のように“伸ばす・押す”ではなく、“楽な位置で待つ”というのが大きな特徴です。


セルフケアの手順

① 痛みのある場所を見つける

足の裏やかかとを軽く押して、痛みを感じるポイントを探します。

② 痛みが軽くなる姿勢を探す

そのポイントを軽く押さえながら、足首を内側・外側に傾けたり、つま先を伸ばしたりしてみてください。
「あれ?ちょっとマシかも」という位置が見つかれば、そこが“緩むポジション”です。

③ 楽な位置で90秒キープ

痛みが和らぐポジションが見つかったら、その状態を90秒間キープします。
テレビを見ながらでもOK。できるだけ身体に力が入らないように保ちましょう。

④ 終了後、痛みを再確認

90秒経ったら、ゆっくりと元の姿勢に戻し、先ほどの痛みのポイントを再度押してみてください。
痛みが軽減していれば、成功です。


ポイントと注意点

  • 強い力で押さえない:あくまで“軽く押さえる”程度でOKです。

  • 力を抜くことが大事:筋肉がリラックスすることが目的なので、無理に動かさないこと。

  • 1日1〜2回で十分:やりすぎは逆効果になる可能性もあるため、適度に行いましょう。

足底筋膜炎は、「安静にしているときは痛くないけれど、動き出すと痛い」という厄介な症状です。
今回ご紹介した「カウンターストレイン」は、痛みを直接的に軽減するだけでなく、足裏の筋肉や腱膜の緊張を解くのに役立ちます。

ストレッチやマッサージがつらい方、ぜひ一度この“優しいケア”を試してみてくださいね。

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