「歩くたびに足の裏のつけ根が痛い」「指の付け根に違和感がある」
そんな症状に悩んでいませんか?
このような痛みは中足骨頭痛(ちゅうそくこっとうつう)と呼ばれ、放っておくと歩くのもつらくなってしまうことがあります。
今回は、城東整骨院のYouTubeチャンネルで紹介された、中足骨頭痛の根本原因と自分でできる簡単ケアをご紹介します。
中足骨頭痛とは?
中足骨頭痛は、足の裏、指の付け根部分(中足骨の先端)に痛みが出る症状です。歩行時に足裏へ体重がかかるたびに鋭い痛みが走ることもあり、日常生活に支障をきたすことがあります。
主な原因としては以下が挙げられます:
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浮き指や偏平足によるアーチ構造の崩れ
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足裏の筋力低下
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過度な負荷や長時間の立ち仕事
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足裏の脂肪パッド(脂肪体)のズレ
見落とされがちな「脂肪体のズレ」
動画では、中足骨頭痛の根本的な原因は、足裏のクッションの役割を果たす脂肪体がずれていることにあると解説されています。
脂肪体とは、足の裏で地面からの衝撃を和らげるクッションのような組織です。しかし、何らかの理由でこの脂肪体が本来の位置からズレてしまうと、骨が地面に直接当たる状態になり、痛みの原因になります。
いくらテーピングやマッサージをしても、クッションが正しい場所に戻らなければ、根本的な改善は難しいのです。
自分でできる脂肪体リセットの方法
動画では、ズレた脂肪体を元の位置に戻すシンプルな方法が紹介されています。
【手順】
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足の指先からかかとに向かって、
指の付け根のふくらみ部分をやさしく撫でるように滑らせます。 -
親指から小指まで、すべての指の付け根に対して行います。
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強く押す必要はありません。
優しく繰り返すような刺激で十分です。 -
30秒程度を目安に行いましょう。
この動きを毎日続けることで、少しずつ脂肪体が正しい位置に戻り、
地面からの衝撃が吸収されやすくなって痛みが軽減されていきます。
実際の効果は?
多くの人が数日〜数週間で歩行時の痛みが和らいだと実感していると紹介されています。
ただし、以下のような場合は整骨院など専門機関への相談もおすすめです:
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痛みが強く、日常生活に支障がある
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数週間続けても改善がみられない
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足の形(外反母趾や扁平足など)に明らかな異常がある
中足骨頭痛は、足裏のクッション(脂肪体)のズレが原因になっているケースが少なくありません。
テーピングやマッサージも有効ですが、根本的な改善には脂肪体の位置を整えるケアが必要です。
今回ご紹介したセルフケアを毎日の習慣に取り入れて、少しずつ足の痛みを軽減していきましょう。
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