こんにちは。

おうちでできる歩行ケア、代表の山岡です。

「立っていると足の指の付け根が痛い…」

「歩くと足裏がジンジンする…」

「長時間歩くと足の前側だけ疲れてしまう…」

そんな症状にお悩みの方、多いのではないでしょうか?

実はその痛み、中足骨頭(ちゅうそくこっとう)と呼ばれる、足の指の付け根にある関節部分に負担がかかっている可能性があります。

中足骨頭は、歩行時に体重を支える重要な部位ですが、現代人の生活習慣や靴の選び方によって、ここに過度な負担がかかってしまうケースが増えています。

動画はこちら

そして、この痛みの原因として見逃せないのが「浮き指」や「土踏まずの崩れ」なんです。

そこで今回は、これらの問題を同時にケアできる簡単なマッサージ方法をご紹介します。毎日続けることで、足の痛みが和らぎ、歩行が楽になることが期待できます。

 

 

中足骨頭の痛みはなぜ起こる?

 

中足骨頭とは?

中足骨頭は、足の甲にある5本の中足骨(ちゅうそくこつ)の先端部分で、足の指の付け根にあたる部分です。歩行時には、この部分で地面を蹴り上げる動作を行うため、体重の約2倍もの負荷がかかると言われています。

 

なぜ痛みが起こるのか?

健康な足では、この負荷が足の指全体に分散されるのですが、以下のような状態になると特定の中足骨頭に集中してしまいます。

 

浮き指による影響

足の指が地面につかず浮いた状態になると、本来指で分散されるべき荷重が中足骨頭に集中します。現代人の約8割が浮き指の傾向にあると言われており、デスクワークの増加や運動不足が主な原因とされています。

 

土踏まずの低下(アーチの崩れ)

土踏まずのアーチが低下すると、足裏全体のバランスが崩れます。特に横アーチと呼ばれる足の幅方向のアーチが落ちると、中足骨頭への圧迫が強くなります。

 

靴選びの影響

サイズが合わない靴、特にヒールの高い靴や先の細い靴を履き続けることで、足の形が変形し、中足骨頭への負担が増加します。

 

中足骨頭の痛みの主な原因と症状

こちらの動画でも詳しく説明されているように、中足骨頭の痛みには大きく2つの根本原因があります。

 

1:浮き指の影響

症状の特徴:

– 立っているだけで足の前側が疲れる

– 歩行時に足の指に力が入らない感覚

– つまずきやすくなる

– 足の指の付け根にタコや魚の目ができやすい

 

メカニズム:

足の指が地面から浮いてしまい、踏ん張りがきかなくなる状態です。これにより、本来5本の指で分散されるべき体重が、中足骨頭に集中してしまいます。

現代人に浮き指が多い理由として、靴を履く生活により足指の筋力低下、デスクワークによる運動不足、柔らかい地面を歩く機会の減少などが挙げられます。

 

2:土踏まずの低下(アーチの崩れ)

症状の特徴:

– 長時間立っていると足裏全体が痛くなる

– 足の幅が広がった感じがする

– 足が疲れやすく、むくみやすい

– 膝や腰にも影響が出ることがある

 

メカニズム:

足のアーチが落ちてくると、足裏全体のバランスが崩れ、特定の部位に過剰な圧がかかってしまいます。特に横アーチ(足の指の付け根を結ぶアーチ)の低下は、中足骨頭への直接的な負担増加につながります。

今回ご紹介するマッサージでは、これらの状態を同時に改善することを目的としています。

 

効果的なマッサージ方法の詳細解説

 

マッサージの詳しい手順

ステップ1:足指の準備運動

1. まず、足の指をしっかり曲げた状態を作りましょう。このとき、土踏まずのアーチも自然と持ち上がります。

2. この姿勢を5秒間キープし、ゆっくりと指を伸ばします。

3. これを5回繰り返して、足指の筋肉を温めます。

 

ステップ2:マッサージの方法

1. 足の指をしっかり曲げた状態をキープしながら、かかとから足の指先に向かってマッサージを行っていきます。

2. 親指から順番に:親指、人差し指、中指、薬指、小指の順に行うとスムーズです。

3. 圧のかけ方:

   – 指の腹を使って、適度な圧をかけます

   – 痛気持ちいい程度の強さで行う

   – 無理に強く押さず、徐々に圧を調整

4. マッサージの方向:

   – かかと側から指先に向かって一方向に

   – 指の根本に向かって滑らせるように

 

ステップ3:重点的なケア

1. 中足骨頭周辺:特に痛みがある部分は、小さな円を描くようにマッサージ

2. アーチ部分:土踏まずを持ち上げるように、下から上へ圧をかける

3. 指の付け根:各指の付け根を個別にほぐす

 

マッサージのポイントとコツ

効果を高めるコツ:

– 入浴後など、足が温まっているときに行う

– 毎日継続することが重要

– 左右両方の足をバランス良くケア

– 痛みがひどい場合は無理をしない

 

注意点:

とくに中足骨頭周辺が硬くなっている方は、はじめは痛みを感じることもありますが、無理のない範囲で行いましょう。数日続けることで、徐々に柔らかくなってきます。

 

時間の目安:

– 1回あたり5〜10分程度

– 朝起きた時と寝る前がおすすめ

– 継続することが何より重要

 

続けることで得られる変化

このマッサージを継続することで、足の指がしっかり使えるようになり、アーチ構造も安定してきます。

結果として、

– 中足骨頭の痛みが和らぐ

– 立っているときの安定感が増す

– 長時間歩いても疲れにくくなる

– 足の指に力が入りやすくなる

– 歩行時の安定感が向上する

といった効果が期待できます。

 

実際に、動画をご覧になった方からも「これだけで立っているときの痛みがかなり楽になった」といった声が寄せられています。

 

より効果的なケアのための総合的アプローチ

中足骨頭の痛みを根本からケアするには、浮き指とアーチの崩れを同時に見直すことが大切です。

今回ご紹介したマッサージは、どなたでも簡単に自宅でできるセルフケアのひとつですが、より効果的なケアのためには総合的なアプローチが重要です。

 

開発製品による革新的なアプローチ

私たちおうちでできる歩行ケアでは、多くの患者さんを診てきた経験をもとに、自宅でできる足のケア製品を開発しました。

全国からたくさんのご相談をいただく中で、直接治療ができない方々にも何かできることはないかと考え、履くだけで足のバランスを整える製品の開発に取り組みました。

特徴:

– 浮き指の改善をサポート

– アーチ構造の正常化

– 日常生活の中で自然にケア

– 専門的な知識に基づいた設計

解剖学や運動学を取り入れつつ、現場で多くの方の変化を確かめながら開発したこれらの製品は、マッサージと併用することで、より効果的な足のケアを実現できます。

今回ご紹介したマッサージを毎日の習慣に取り入れ、必要に応じて適切なサポート製品を活用することで、健康な足を取り戻していきましょう。

皆さまが足の痛みから解放され、快適に歩ける毎日を送れることを心より願っております。

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