歩くと踵が痛い方に向けたテーピング方法をご紹介します。参考動画はこちら:YouTubeショート動画
かかとの痛みの原因とは?
歩行時や朝の最初の一歩でかかとが痛む場合、以下の原因が考えられます。
- 足底筋膜炎
- かかとの脂肪組織のクッション機能の低下
- 炎症や衝撃の蓄積
特に、かかとのクッションとなる脂肪が広がってしまっているケースでは、テーピングによってその脂肪を中央に寄せることで、クッション性を取り戻し痛みの緩和が期待できます。
使用するテーピングの準備
以下の素材を準備してください。
- 幅5cmのキネシオロジーテープを半分(2.5cm)にカット
- 長さ約15cm × 複数本(目安8本)
テーピングの手順
① 脂肪を寄せる(横方向テープ)
外くるぶしから内くるぶしに向かってテープを貼ります。
かかとの脂肪をキュッと内側に寄せるようにしながら貼るのがポイントです。
貼る位置は、くるぶしのやや下あたりまで。
② かかとを取り囲む(縦方向テープ)
足の裏から足首の前へ向かって斜めに貼ります。
これにより、かかと全体をサポートし、衝撃を吸収しやすくなります。
③ ずらして重ね貼り
横方向・縦方向それぞれのテープを、少しずつ位置をずらしながら重ね貼りします。
横方向のテープは脂肪を中央に寄せる意識で貼ります。
縦方向のテープは外から内へ巻き込むように貼ります。
④ 完成形
テープは縦・横各4本、合計8本程度が理想です。
貼り終えると、かかと全体を編み目状に覆う形になります。
これにより、踏み込んだときの痛みが軽減されることが多いです。
注意点とポイント
- 貼る前に足の力を抜いておく
- テープの引っ張り具合は全力の8割程度(ギュッと感覚)
- 皮膚トラブルを防ぐため、長時間の貼りっぱなしは避ける
まとめ
歩行時のかかとの痛みに悩む方は、まずこのテーピング方法を試してみてください。
動画でも紹介されているように、かかとの脂肪を中央に寄せることでクッション性が復活し、痛みが和らぐケースが多く見られます。
ぜひ一度ご自身で取り入れてみてください。
