アキレス腱炎は、足首の後ろにあるアキレス腱に炎症が起こり、歩行や運動時に強い痛みを感じる症状です。
特に足首を曲げたときに痛みを感じる方にとっては、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
今回ご紹介するのは、アキレス腱炎による痛みを軽減するための簡単なセルフマッサージ法です。
動画では、足首の動きを司る前後の筋肉にアプローチする2つのポイントに着目しています。
1. すねの前部をマッサージして痛みを軽減
まずは、足首を曲げたときに痛みが出る「すねの前側」にあるポイントを探します。
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手順
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すねの前部を上から下へと丁寧に押していき、押した時に「痛みが和らぐポイント」を見つけます。
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見つけたら、そこを約5秒間押して離すという動作を5回繰り返します。
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無理に強く押す必要はなく、気持ちのよい圧で行うのがポイントです。
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2. ふくらはぎの奥深くのポイントを押す
次に、ふくらはぎの裏側、特に深い部分にある筋肉を狙います。こちらも、足首の痛みの緩和に大きく関わるエリアです。
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手順
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ふくらはぎを押して、すねのマッサージと同様に「押すと痛みが軽減されるポイント」を見つけます。
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見つけたら、約5秒間押して離すを数回繰り返します。
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ふくらはぎが固くなっている人ほど、押したときに効果を感じやすいでしょう。
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1日3回を目安に続けましょう
動画の話し手は、このセルフケアを1日3回程度継続することを勧めています。継続することで、筋肉の柔軟性が向上し、アキレス腱への負担が軽減され、結果として痛みが和らいでいくことが期待できます。
注意点
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急性期の激しい痛みや腫れがある場合は、無理にマッサージせず、医師に相談してください。
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痛みが長期間続く場合や、運動時に悪化するようであれば専門医の診断を受けることが重要です。
アキレス腱炎は、早めのケアが回復の鍵となります。今回ご紹介したマッサージ法は、特別な道具も不要で、どなたでも自宅で簡単に行えます。足首の違和感や痛みを感じたら、ぜひ試してみてください。
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