日々履いている靴の裏を、ふと見たとき。
「かかとの外側ばかりがすり減っているけど、これって大丈夫?」
そんな疑問を持ったことはありませんか?
このブログでは、靴のかかとのすり減り方が歩き方や身体の状態にどのような影響を与えているかについて、動画の内容をもとにわかりやすく解説します。
正常なすり減り方とは?
まず前提として、かかとの外側が少しすり減るのは、正常な歩き方の証です。
人の歩行は、
① かかとの外側で着地
② 足の外側に体重が流れる
③ 最後は足の親指で地面を蹴り上げる
というサイクルになっています。
このため、かかとの外側がややすり減っているのは自然な現象。心配はいりません。
こんなすり減り方は要注意!
ただし、次のようなすり減り方が見られる場合は、身体の使い方に何らかの偏りや問題がある可能性があります。
1. 極端なすり減り角度(約30度以上)
靴底のかかとが、明らかに片側だけ極端に削れている場合、
片側に体重が偏っている証拠です。股関節や膝、足首の使い方に問題があるかもしれません。
2. 左右で減り方が異なる
片方の靴だけすり減りが強い場合、
**骨盤の歪みや脚長差(脚の長さの違い)**が原因のこともあります。無意識のうちに体のバランスを崩している可能性があります。
3. 内側がすり減っている
内側のすり減りは「オーバープロネーション(過回内)」と呼ばれる、足が内側に倒れ込むような歩き方に起因していることがあります。
これは、股関節や膝関節の動きがうまく使えていないことにより発生することがあり、ひざ痛や腰痛の原因になることも。
自分の靴をチェックしてみましょう
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両足のすり減り方が大きく違っていませんか?
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かかとの角度が極端に傾いていませんか?
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内側が擦れていませんか?
もし該当するようなら、体のバランスや歩き方に問題があるサインかもしれません。早めに専門家に相談することで、将来的な痛みや不調を防ぐことができます。
かかとの外側が少しすり減っているのは、正しい歩き方の結果です。
しかし、すり減り方が極端だったり、左右差があったり、内側が減っている場合は注意が必要。
靴底のすり減りは、体の使い方や姿勢を映す「鏡」のような存在です。
日頃から自分の靴をチェックする習慣を持つことで、健康への第一歩を踏み出せるかもしれません。