歩いているときや立ち上がったときに、足首の内側に痛みを感じたことはありませんか?
その痛み、もしかすると「後脛骨筋腱炎」や「シンスプリント」といった症状が関係しているかもしれません。
今回は、こうした足首の内側の痛みに効果が期待できるマッサージ方法をご紹介します。特別な道具は不要で、ご自宅でも簡単に実践できます。
痛みの原因となる筋肉とは?
足首の内側に痛みが出る場合、多くは「後脛骨筋(こうけいこつきん)」や「ヒラメ筋」といった、ふくらはぎから足首内側にかけて存在する筋肉に負担がかかっていることが原因です。
これらの筋肉は、歩行や姿勢の安定に重要な役割を果たしているため、日常生活で酷使されやすく、知らず知らずのうちに疲労が蓄積されていることもあります。
マッサージの具体的な方法
次の手順でマッサージを行ってみましょう。
① 対象部位の特定
まずは足首の内側が痛む場合に関係する筋肉、脛の内側にある「後脛骨筋」と「ヒラメ筋」を探します。足首からふくらはぎの内側に沿って位置する筋肉群です。
② 脛の内側を5分割する
痛みを感じる脛の内側を縦に約5つのエリアに分けます。上から順番に、各ポイントに対してマッサージを施していきます。
③ 各ポイントを押す
それぞれのポイントに親指や手のひらを使って、3秒間しっかりと圧をかけます。これを3セット繰り返しましょう。深く押しすぎず、心地よい痛みを感じる程度が目安です。
④ 足を内側にねじる
マッサージの仕上げとして、各ポイントを押さえた状態で、足を内側に軽くねじります。この動作によって、筋肉や腱への刺激が深まり、より効果的なアプローチになります。
実践時の注意点
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マッサージは、痛みがひどいときには無理に行わず、少しでも楽な範囲で優しく行いましょう。
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継続して行うことで、後脛骨筋やヒラメ筋の柔軟性が高まり、症状の軽減が期待できます。
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マッサージ後は、歩行時の痛みがどの程度改善されたかを確認するようにしてください。
このマッサージ法は、後脛骨筋腱炎やシンスプリントによって引き起こされる足首の内側の痛みを和らげるのに役立ちます。とてもシンプルな方法ですが、継続して実践することで、足の疲れや不調の予防にもつながります。
足首の痛みに悩んでいる方は、ぜひこのマッサージを試してみてください。日々のセルフケアが、快適な歩行を取り戻す第一歩になります。
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