こんにちは。おうちでできる歩行ケア、代表の山岡です。
「階段の上り下りがつらい…」
「歩くとひざに違和感がある…」
そんな膝の痛みでお悩みの方、多いのではないでしょうか?
実はその痛み、”足の指”が関係しているかもしれません。
今回は、足の指をしっかり使えるようにすることで、膝の負担を軽減するストレッチ方法をご紹介します。
記事の最後に動画での解説もアップしておりますので、そちらもご参考ください。
膝の痛みと「浮き指」の深い関係
膝が痛い人の中には、足の指が浮いてしまっている=”浮き指”の状態になっている方が多く見られます。
浮き指になると、足の裏全体で体を支えられず、重心が不安定になってしまいます。
その結果、歩いたり立ったりするたびに膝に余計な力が加わり、痛みにつながってしまうのです。
本来、足の指はバランスを取るためにとても重要な役割を果たしています。指がしっかり地面についていることで、足全体で安定して体重を支えることができるんです。
改善のカギは「指を使える足」づくり
では、どうやって足の指を使えるようにしていくのでしょうか?
ここでご紹介するのが、自分の手で行える2種類のストレッチと指の「グー」の練習です。
どれも道具いらずで、座った状態でもできます。忙しい方でも、テレビを見ながらでも気軽に取り組んでいただけますよ。
ストレッチ① 指を一本ずつ前後に開く
まずは、足の指の柔軟性を高めるストレッチです。
方法
1本ずつの指を前後に軽く引っ張るように動かします。1回あたり約5秒を目安に、無理なく動かしましょう。
ポイント
「イタ気持ちいい」くらいの刺激でOKです。最初は動かしづらくても、毎日少しずつ続けていくことで、柔らかさが戻ってきます。
ストレッチ② 指を左右に開く
次は、指と指の間を広げるストレッチです。
方法
まず親指と小指を左右に開くように広げ、その後、他の指も順番に広げていきます。
ポイント
普段あまり使わない動きなので、最初はぎこちなく感じるかもしれません。でも続けていくと、足裏全体がしっかり地面につくような感覚が出てきます。
ストレッチ③ 指で「グー」を作る練習
最後は、ストレッチで動きやすくなった指を活かして、足の指をグッと握り込む「グー」の形を作る練習です。
方法
指先だけでちょこんと曲げるのではなく、足の裏全体で握るようなイメージで行ってみてください。
ポイント
足がつりそうになる方もいるかもしれませんが、それは指が使えていなかったサインかもしれません。お風呂の中で行うと、筋肉がほぐれてやりやすいですよ。
こちらの動画では、実際の手順を分かりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
毎日の習慣が、膝の負担を軽くする
このストレッチ、どれも1日数分でできる簡単なものですが、毎日続けることで確実に変化が現れます。
足の指がしっかり使えるようになると、立ったときの安定感が増し、自然と膝への負担も減っていきます。
「ストレッチをしてから、階段の上り下りが楽になった」という方も少なくありません。
膝の痛みは、膝そのものではなく、足の指に原因があることも多いのです。
特に「浮き指」がある人は、まずは足の指をしっかり動かす習慣をつけてみてください。
日々のちょっとした積み重ねが、将来の歩きやすさにつながります。
おうちでできる歩行ケアで、より効果的な改善を
セルフストレッチと合わせて、さらに効果を高めたい方には、私たちが開発した歩行ケア商品もおすすめです。
現在、おうちでできる歩行ケアプロジェクトでは、全国からたくさんのご質問を日々いただいています。
ですが直接治療ができるわけではないので、改善に結びつきにくいもどかしさがありました。
そこで、自宅でできる方法は何かないかと考えた結果、「おうちでできる歩行ケア」シリーズを開発しました。
毎日の生活の中で無理なく足のケアができ、歩行バランスの改善をサポートします。
ぜひ、今日から足の指のストレッチを試してみてくださいね。
皆さまが足の痛みから解放され、快適に歩ける毎日を送れることを心より願っております。
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