「階段の上り下りがつらい…」
「歩くとひざに違和感がある…」
そんな膝の痛み、実は“足の指”が関係しているかもしれません。
今回ご紹介するのは、足の指をしっかり使えるようにすることで、膝の負担を軽減するストレッチ方法です。
膝の痛みと「浮き指」の関係
膝が痛い人の中には、足の指が浮いてしまっている=“浮き指”の状態になっている方が多く見られます。
浮き指になると、足の裏全体で体を支えられず、重心が不安定に。
その結果、歩いたり立ったりするたびに膝に余計な力が加わり、痛みにつながってしまうのです。
改善のカギは「指を使える足」づくり
では、どうやって足の指を使えるようにしていくのか?
ここで紹介するのが、自分の手で行える2種類のストレッチ+指のグーの練習です。
どれも道具いらず。座った状態でもOKです。
ストレッチ① 指を一本ずつ前後に開く
まずは、足の指の柔軟性を高めるストレッチです。
1本ずつの指を前後に軽く引っ張るように動かします。
1回あたり約5秒を目安に、無理なく動かしましょう。
「イタ気持ちいい」くらいの刺激でOK。
最初は動かしづらくても、毎日少しずつ続けていくことで、柔らかさが戻ってきます。
ストレッチ② 指を左右に開く
次は、指と指の間を広げるストレッチです。
まず親指と小指を左右に開くように広げ、その後、他の指も順番に広げていきます。
普段あまり使わない動きなので、最初はぎこちなく感じるかもしれません。
でも続けていくと、足裏全体がしっかり地面につくような感覚が出てきます。
ストレッチ③指で「グー」を作る練習
最後は、ストレッチで動きやすくなった指を活かして、
足の指をグッと握り込む「グー」の形を作る練習です。
指先だけでちょこんと曲げるのではなく、足の裏全体で握るようなイメージで行ってみてください。
足がつりそうになる方もいるかもしれませんが、それは指が使えていなかったサインかもしれません。
お風呂の中で行うと、筋肉がほぐれてやりやすいですよ。
毎日の習慣が、膝の負担を軽くする
このストレッチ、どれも1日数分でできる簡単なものですが、
毎日続けることで確実に変化が現れます。
足の指がしっかり使えるようになると、立ったときの安定感が増し、
自然と膝への負担も減っていきます。
「ストレッチをしてから、階段の上り下りが楽になった」
という方も少なくありません。
ひざの痛みは、膝そのものではなく、足の指に原因があることも。
特に「浮き指」がある人は、まずは足の指をしっかり動かす習慣をつけてみてください。
日々のちょっとした積み重ねが、将来の歩きやすさにつながります。
ぜひ、今日から試してみてくださいね!
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