「足の裏がチクチク痛む…」
「中指や薬指の間にピリピリとした違和感がある…」

もしかするとその症状、モートン病(モートン神経腫)かもしれません。

今回は、そんなモートン病の痛みを “ティッシュ1枚”で軽減できるセルフケア方法をご紹介します。
特別な器具は不要。思い立ったらすぐに試せる手軽さが魅力です。


モートン病とは?

モートン病は、足の中指や薬指の付け根あたりにある神経が圧迫されることで、
足裏にピリピリした痛みやしびれが出る症状です。

ヒールや先の細い靴をよく履く方や、足のアーチが崩れている方に多く見られます。

・「靴を脱ぐと楽になる」
・「立ちっぱなしや歩いたあとに痛みが出る」
という特徴もあります。


ティッシュを使ったセルフケアとは?

必要なのは、ティッシュ1枚だけ

使うのは、ごく普通のティッシュペーパー1枚。
これを使って、足裏にちょっとした“クッション”を作るというのが今回の方法です。

方法はとても簡単です。


やり方:3ステップ

① ティッシュを折ってパッドを作る

ティッシュを以下の手順で折ります:

  1. まず半分に折る

  2. それをさらに6回折りたたむ

このように折り重ねることで、
小さくても弾力のあるパッドが完成します。


② 湧泉(ゆうせん)のツボに当てる

このパッドを置くのは、足裏の「湧泉(ゆうせん)」というツボ。

場所の目安は:

  • 足の指を軽く曲げたときにできるくぼみ

  • 中指の下、足裏の中央あたり

ここは足の縦アーチの起点に近く、神経への圧を分散させる効果が期待できるポイントです。


③ 医療用テープで軽く固定する

作ったパッドを湧泉に当てたら、
医療用テープでずれないように軽く固定しましょう。

この状態で靴下を履けば、普段通りの生活の中でセルフケアができます。


なぜ効果があるの?

この方法は、以下の3つの効果が期待できます。

● 圧力の分散・衝撃吸収

パッドが足裏の圧力を分散してくれるため、
神経への負担を軽減し、痛みが出にくくなります。

● アーチサポートの補助

湧泉を少し持ち上げることで、足のアーチを自然にサポート。
アーチが安定することで、中足骨間の神経の圧迫も和らぎやすくなります。

● 血行促進効果も?

ツボへの刺激によって、足裏の血行がよくなる可能性もあり、
慢性的な緊張の緩和にもつながるかもしれません。


注意点:これは“補助的な方法”です

このティッシュパッドは、
あくまで「痛みを軽くしたいときに使える応急的なケア方法」です。

  • 長期間の痛みやしびれがある

  • 歩けないほど強い痛みが出る

  • インソールや靴の調整をしても改善しない

こういった場合は、必ず整形外科など専門の医療機関を受診してください。


まずは試してみる価値あり

「ティッシュ1枚なんて…」と思うかもしれませんが、
実際にこの方法で痛みが軽減したという声は少なくありません。

  • 手軽に始められる

  • 道具がいらない

  • リスクが低い

だからこそ、モートン病の症状でお悩みの方には、ぜひ一度試していただきたい方法です。