「朝、起きて最初の一歩が痛い」
「座っていて立ち上がった瞬間にかかとがズキッ」
そんな症状に心当たりはありませんか?
それ、足底腱膜炎(足底筋膜炎)かもしれません。
今回は、サンヒルズの「おうちでできる歩行ケア動画」から、
足底腱膜炎の痛みをやわらげる2つのポイントをご紹介します。
痛みの原因は「足裏」ではないかもしれない
足底腱膜炎は、足裏のアーチを支える筋膜に負担がかかって炎症を起こす症状です。
特に、かかと周辺や土踏まずに痛みが出やすく、朝の一歩目や長時間の歩行後に強く感じることが多いです。
でも実は、痛みを引き起こしているのは足裏だけではないことも。
“固くなった筋肉”や“動きの悪くなった関節”が、足底に余計な負担をかけている場合もあります。
では、その影響を和らげるために注目したい2箇所とは?
【1】ふくらはぎ〜アキレス腱を押しながら、足首を動かす
1つ目は、ふくらはぎからアキレス腱にかけてのライン。
ここがガチガチに固まってしまうと、足底にまで影響が及び、歩くたびに負担がかかります。
▶ やり方
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脚の前側から手を回し、ふくらはぎの内側に指を当てます。
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手を真後ろに移動させながら、硬い部分を見つけてグッと押さえます。
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そのまま足首を上下に10回ほど動かします。
これをふくらはぎ全体の数か所に分けて繰り返してみましょう。
最後に、アキレス腱自体も軽くマッサージしておくとさらに効果的です。
「押さえながら動かす」というのがポイント。
筋肉と腱が滑りやすくなり、関節の動きがスムーズになることで、足裏の負担が軽減されます。
【2】親指と小指の間を上向きにマッサージ
2つ目は、意外にも足の甲の中央あたり。
親指と小指の骨の間にある筋肉は、足の横アーチを支えている重要なポイントです。
ここが硬くなると、足裏のアーチが崩れやすくなり、足底腱膜炎を悪化させてしまいます。
▶ やり方
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足の甲、親指と小指の骨の間を指で探ります。
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少し凹んだような柔らかい部分があるので、そこにグッと指を入れて押し上げるようにマッサージします。
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骨の終わるあたりで止めて数秒キープ。
これを数回繰り返しましょう。
初めて行う場合は、「えっ、こんなに痛いの!?」と思うかもしれません。
でもそれだけ、そこが固まっていたということ。
無理のない範囲で、徐々にほぐしていきましょう。
痛みの“根本”にアプローチするセルフケアを
足底腱膜炎の痛みは、単に足裏を揉むだけではなかなか改善しません。
今回のように、足首の動き・アーチの支えに関わる筋肉をほぐすことが、症状の軽減にとても効果的です。
お風呂あがりや寝る前、ちょっと時間が空いたときなどに、
この2箇所を意識してケアしてみてください。
続けていくうちに、
「朝の一歩目がラクになった」
「かかとの痛みが前より軽くなった」
という変化がきっと感じられるはずです。
補助アイテムとして「歩行ケアプロソックス」もおすすめ
サンヒルズの歩行ケアプロソックスは、足裏のアーチを支える構造になっており、
足底腱膜炎の予防や再発防止にも役立ちます。
「小指が自然と使える構造」「足裏の安定感が増す」「歩き方が変わる」と多くの方にご好評いただいています。
マッサージと組み合わせて、毎日の歩きをもっと快適に整えていきましょう。
痛みがある人こそ、まず“この2箇所”を
足の痛みがあると、どうしても「触らない方がいい」と思いがちですが、
正しい場所を、正しい方法でケアすることで、
驚くほどスッと痛みがやわらぐことがあります。
足底腱膜炎に悩んでいる方は、ぜひこの2箇所のケアから始めてみてください。
毎日の一歩が、きっと軽くなりますよ。
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