内反小趾の方にやってほしくない3つのこと|小指の引っ張り・靴のサイズ・親指の蹴り
こんにちは。おうちでできる歩行ケア、代表の山岡です。
今回は、内反小趾(ないはんしょうし)の方にやってほしくない3つのことをお伝えします。
これまでYouTubeでは、内反小趾のマッサージやストレッチ、テーピングなどのケア方法をいくつかご紹介してきました。
実は、そうしたケアをしっかり続けていても、普段の習慣が原因でなかなか良くならない、逆に悪化してしまう方がいます。
今回の3つを、これまでのケアと組み合わせていただけたらと思います。

記事の最後に動画でも解説しておりますので、そちらもご参考ください。
内反小趾とは?|小指が内側に入り込むしくみ
内反小趾は、足の小指が内側(親指の方向)へ曲がって入り込んでしまう状態のことです。

親指が小指側へ曲がる外反母趾(がいはんぼし)を、ちょうど小指側に置きかえたような形ですね。
小指が薬指の下にもぐり込む、いわゆる寝指(ねゆび)でお悩みの方にも関わるお話です。
原因はいろいろありますが、大きいのは歩くときの足のつき方です。
歩くときの足は、外側からついた体重が小指側に乗り、そこから少しずつ内側へ移って、最後に親指へ抜けていくリズムで動いています。
この足の動きをあおり運動と呼んでいます。
あおり運動がスムーズに使えていると土踏まずがしっかり働き、内反小趾や外反母趾になりにくくなります。すでに内反小趾がある方でも、痛みが少なく歩けるようになってきます。
やってほしくないこと1|小指を無理やり外に開く

3つの中で、これだけは覚えておいてほしいのが1つ目です。
内側に入っている小指を見ると、外へ戻したくなる気持ちは非常によく分かります。ただ、小指を無理やり外に引っ張ると、かえって痛みが出たり、改善のさまたげになったりすることがあります。
私がご紹介しているセルフケアにも、指を外に引っ張ったり、指そのものをストレッチしたりする方法があります。
外に引っ張ること自体が悪いわけではありません。
気をつけたいのは「内に入っているんだから、外に引っ張れば治るやろう」という考え方です。
内反小趾は、足の機能の問題でもあります。足裏だけでなく、股関節や体幹からの連動がいくつも重なった結果として、最後に小指がキュッと内に入っているんですね。
早く直したくて、毎日小指をギュッギュッと外に引っ張ったり、指の間に詰め物を入れたりする方もおられます。
それで小指が真っ赤になったり、歩くと痛むようになったりした方もいます。
無理に矯正しようとすると小指側の力がうまく使えず、足のバランスを崩してしまうんです。ストレッチとして軽く引っ張り、柔らかくしてあげる程度にとどめましょう。
やってほしくないこと2|小さすぎる靴・大きすぎる靴を履く

2つ目は、足に合わないサイズの靴です。小さすぎる靴も大きすぎる靴も、内反小趾には良くありません。
小さすぎる靴は指先を内側に押し込む
小さい靴を履くと、つま先がギュッと締め付けられて、指先が内側へ押し込まれます。
この状態では、どれだけうまく体重をかけても小指は内に入れられたままです。内反小趾が進んだり悪化したりする原因になってしまいます。
大きすぎる靴はあおり運動を使えなくする
「それなら幅の広い靴を履けばいいのでは」と、かなり大きな靴を選ぶ方もいます。
外反母趾の方にも、内反小趾の方にも多い選び方です。ところが、サイズオーバーの靴は足と靴が合っていないため、先ほどのあおり運動が使えなくなります。
土踏まずやアーチが働かず、小指にうまく体重が乗らなくなって、余計に内反小趾が進みやすくなるんです。
一度、お店で足を測ってもらう
普段の靴のサイズは「これくらいなら楽だな」「苦しくないな」と、経験で選んでいる方が多いと思います。
最近はスポーツ用品店や靴屋さんで、足の長さや幅を測ってくれるところが増えています。ネットで靴を買う方も、一度しっかり計測してもらってください。
測ってみると、1cmほどサイズが変わる方もいます。
例えば私も、昔は28cmの靴を履いていました。
しかしきちんと測ってみると、27cmや26.5cmが適正だったんです。
最初は少し窮屈かなと思っても、履いてみると割と大丈夫なことが多いですね。自分に合ったサイズに替えると、足の機能が戻ってきて楽に歩けることがあります。
やってほしくないこと3|親指で蹴ろうとしすぎる
3つ目が、とても大事なところです。「小指側に無理がかかっているんだから、親指でしっかり蹴ろう」と意識しすぎる方が、すごく多いんです。
実は、親指で蹴ろうとすればするほど、土踏まずは潰れるようになっています。土踏まずが潰れると、小指側に体重が乗らなくなります。小指で踏ん張る力がなくなってくると、内反小趾はさらに進みやすくなってしまいます。

動画では、実際の足の動きを映像でお見せしています。かかとをついたあと、親指で蹴ろうという意識が強いと、すぐ内側へグッと体重をかけてしまいます。すると内側の土踏まずが潰れて、小指が浮いてしまうんですね。

きれいな歩き方では、かかとからついた体重がまず小指に乗り、そこから少しずつ親指へ移っていきます。
この順番で体重が移ると、内側のアーチもしっかり使える状態になります。最初から親指の方へ体重が向いてしまうと、小指側が完全に浮いて、小指の力がまったく育ちません。
そのまま放っておくと、指を曲げただけですごく痛む、小指で踏ん張れない足になってしまいます。
使われない小指はどんどん内側へ寄っていき、固まってしまいます。親指で蹴ることは、あまり意識しすぎないようにしましょう。
小指に体重を乗せる歩きを支える|歩行ケアプロソックス

さて、3つの習慣を見直したうえで、毎日の歩きから小指を使えるようにしたい方には、歩行ケアプロソックスという選択肢もあります。
小指だけが分かれた靴下で、内反小趾に悩む方のために作りました。小指側に体重が乗るように設計していて、特許も取得しております。

価格は2,980円+税、サイズはM(22〜24cm)・L(25〜27cm)・LL(28〜30cm)です。公式ショップのほか、Amazon・Yahoo!でも出品しています。
▼ 歩行ケアプロソックス(公式ページ)
https://sun-hills.info/prosocks
まとめ
いかがでしたか。内反小趾の方にやってほしくないことを整理すると、次の3つになります。
- 小指を無理やり外に開かない
- 小さすぎる靴・大きすぎる靴を履かない
- 親指ばかりで蹴ろうと意識しない
この3つを守っていただくと、内反小趾が悪くなっていくのをかなり防げると思います。
内反小趾や寝指でお悩みの方は、マッサージやストレッチと合わせて、普段の習慣も見直してみましょう。
動画でも解説しています
親指で蹴ろうとしたときに小指が浮いてしまう様子は、動画の足元の映像で確認していただけます。
内反小趾のマッサージ・ストレッチ・トレーニング・テーピングの方法も、それぞれ動画でご紹介しています。
足のことやお悩みについて、「こういうときどうしたらいい?」というご質問や、「こんな動画を撮ってほしい」というリクエストがありましたら、LINEからお気軽にメッセージをいただければと思います。
ご登録はこちらから → https://lin.ee/9Ii6Fmu





